今後の収益向上策

昨年から主力トレードのパフォーマンスが伸び悩んでいることを感じていたが、入院・手術後で無理はしないということで放置してきた。しかし体調も回復してくるなかではその言い訳も通用しないと考え、対策を本格的に考え始めた。ここでは主力のデイトレとスイングに絞って、現状分析と今後の対応をまとめてみたい。

デイトレード
'03年5月に運用開始した手法で、翌年8月からは自動売買システムを投入。一気に運用を拡大して、後述のスイングトレードから主力の座を完全に奪った。自動売買が可能なほどシンプルで機械的なルールである点が特長。

だが運用を続ける中でパフォーマンスが徐々に低下していることを感じている。主な原因は日記でさんざん触れている通り、「仕掛け量の不足」であり、仕掛け条件を満たす銘柄を十分に抽出できないことにあると考える。また「慣れ」も考えられる。損失の拡大を恐れるあまり、9:30の決済開始後から早々にカットしてしまう銘柄が少なくなく、ただでさえ多くない仕掛け銘柄から得られる利益が限られたものになっている。もう少しリスクをとっていいのかもしれない。

対策は常に考えているが、最近になりルールを変更した改良版を開発し、実戦でのテスト運用を始めた。これを続けて不具合を修正していくことで運用の拡大を目指している。一方で既存ルールについても条件の緩和等で仕掛け量の改善をはかるなどして信用枠を出来るだけ使ってパフォーマンスの改善をはかりたい。

スイングトレード
デイトレードよりも早く'01年2月に運用開始した手法で、安定して2%程度の利益率で月に50万円を稼ぐ主力スタイルであった。だが前述のデイトレード実用化に伴い、パフォーマンスの低下気味だったスイングからより安定したルールのデイトレに軸足を移していつしか運用中止。その後も何度か再開したものの続かなかった。

昨秋になってようやく本格的な再開に成功。その鍵は徹底した自動データ蓄積&分析により従来の曖昧な要素を排除した点であるが、利益率は従来の半分に低下。期待したほどの成果は得られていない。

原因は「相場の変化」と推定している。つまり利益率2%だった頃は底の見えない下げ相場で、突っ込み買いからのリバウンドで利益を稼いでいた。一方、現在は堅調な上げ相場で、NY株の上げに助けられたとしてもリバウンドの利益には及ばないことで利益率が低下していると考えた。こればかりはどうしようもないので、この利益率の中で利益拡大を目指して投入資金と回転を向上させる管理をしていきたい。